品川社協は「第三次支え愛のほっと・コミュニティ事業計画」を策定しました。(計画期間:2019年度~2023年度)
このたび、品川区社会福祉協議会は第三次「支え愛のほっと・コミュニティ事業計画(品川区地域福祉活動計画)」を策定しました。
この計画は2011(平成23)年3月に策定した、第二次計画を改定したものですが、第二次計画では「13地区における地域コーディネート事業の展開」と「成年後見制度を活用した地域支援の展開」を重点プロジェクトにしていました。重点プロジェクトのうち前者は品川区の政策決定のもと「支え愛・ほっとステーション」として結実しました。後者についても市民後見人の養成やその支援などにより大きな成果をあげたところです。したがって、第三次計画ではこれら実績をふまえ次のステージに向かう計画と位置づけることができます。
まず、ほっとステーション事業です。地域では高齢化が進むとともに都市部ではひとり暮らし高齢者世帯が増えてきました。一方、無縁社会と言われるように地域では向こう三軒両隣のような助け合いは難しくなっています。また、介護保険制度は軽度者の一部を地域の中での助け合い活動に委ねる方向となりました。このような状況の中、地域の有志の方々の参加を得てのほっとステーション事業の役割は重要であり、国が進める「地域包括ケア」の一翼を担うものといえます。したがって、本事業を通じて新しい助け合いの地域社会を創造していくことが次のステージであり本計画の最重点課題です。
次に成年後見センター事業ですが、さらなる実績をあげるとともに、今後は成年後見センターで積み上げたノウハウをあんしん居住サポート事業やターミナルサポート事業などの形で展開することとします。いずれにしましても、本計画では成年後見センター事業を含め、事業はすべてほっとステーション事業を支える事業としての位置づけにいたしました。
さて、地域福祉の主役は地域に住む民生委員・児童委員や町会・自治会をはじめ区民の方々です。皆さんの活動が「支え愛のほっと・コミュニティ」を作り上げる原動力となります。品川社協は品川区と連携しながら地域福祉の推進役として、皆さんの活動を今後とも全力で支援してまいります。
だれもが、しながわで安心して暮らしつづけられるように、地域福祉を支える人材を育み、多彩な「ふれあいサポート活動」を進め、支え愛のネットワークづくりを行うことにより、それぞれの人の個性を尊重した生活が実現できるようサポートしていきます。